太元帥明王像 東寺本
残暑お見舞い申し上げます。暑さ厳しき折からますますのご健勝とお慶び申し上げます。
さて、現在の日本全国の新型コロナウイルスの感染者数は、8月末現在にて約64000人、死亡者数約1200人を超えました。日本全国にコロナウイルスが猛威を振るい蔓延し膨大な被害が及んでいますが、一刻も早く終息を祈るばかりです。
このたび弊社、大進美術㈱では、「新型コロナウイルス終息祈願」と名打って、東寺伝来の太元帥明王像の仏画硯屏(和額)仕立の商品を皆様方にご紹介致します。太元帥明王は、古来より国家鎮護・怨敵退散・病魔退散を祈る密教修法の本尊であり、その威力は広大無辺で諸明王の総帥であり、最強の明王像です。
日本国民全員が終息を願っている中、寺院様・企業様・ご家庭内のコロナウイルスの感染を防ぎ、終息への一助になればと祈願して本商品を制作致しました。
本商品は、京都・東寺伝来の太元帥明王像の白描画像を手書き復元制作した仏画で、硯屏(和額)仕立なので場所を問わずお祀りをしていただけます。難しい決まりごとはございません。合掌し「御真言」を唱え祈って下さい。太元帥明王にご守護頂けるものと確信しております。
本商品は、京都東寺の境内(食堂・じきどう)納経所にても展示販売いたしております。
弊社、大進美術㈱は40年以上にわたり信仰の対象となる「仏画」を伝承・普及することを事業目的とし、仏画の制作から表装に至るまでのすべてを自社一貫工程にて制作しております。寺院用等の様々な仏画制作も承っております。詳しくは、弊社ホームページをご覧下さい。
※硯屏とは元々は、硯の頭の上方に置いて埃が硯の中に入るのを防ぐ衝立形の道具です。
中国の文人が机を飾る文房飾としたものを蓋置として見立てたものが始まりであり、書道具の一つとして知られております。後に日本への伝来以降は、茶道具・床の間の装飾品として使用されました。
合掌
大進美術株式会社
各宗派寺院用仏画制作 表装・修復 日本画商 各社仏教書籍取扱
真言宗総本山東寺御用達
硯屏(和額)仕立
巾23.5㎝×丈32.5㎝
A 手描極彩色仕上¥40,000(税込)
B 白描図仕上¥30,000(税込)
- 太元帥明王御真言
- ア
太元帥明王は国家鎮護・怨敵調伏・病魔退散を祈る密教修法である太元帥法の本尊である。「帥」を読まずに「たいげんみょうおう」と呼び習わすことが多い。太元帥明王像関係の図像の経典は空海が請来したが、その修法を本格的に伝えたのは空海の弟子である小栗栖の常暁である。東寺には、太元帥明王像関係の図像が五点現存し、群像形式が二点、単身像一点、曼荼羅形式二点である。本図は太元帥明王が斜め向きに片足を蹴り上げた姿をとり瑟瑟座で邪鬼を踏み筆硯を持って立つ鬼神と獅子および空中に雷神と一眷属を描く図様構成で、小栗栖様と呼ばれる六面八臂像である。原本は鎌倉時代の巾48㎝×丈79.4㎝の紙本白描図像。
重要文化財 東寺蔵
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