名 称 | 大進美術株式会社 |
所在地 | 〒547-0034 大阪府大阪市平野区背戸口1-20-9 TEL.06-6704-5920 FAX.06-6704-5939 |
代表者 | 代表取締役社長 小林 清孝 Kiyotaka Kobayashi |
設立年 | 1978年 |
資本金 | 1,000万円 |
事業内容 | 各宗派寺院用仏画の販売・修復/表装/仏画・日本画商/仏教書籍取扱 |
苏州博物馆-小林清孝日式裱装修复工作室 | http://www.szmuseum.com/ |
会員 |
大阪商工会議所会員 |
大進美術㈱本社 / 仏教美術会 本部事務局
大進美術㈱
代表取締役 小林清孝紹介
作業風景
平成17年(2005年)
四国4番札所 大日寺 真鍋 俊照 博士
高野山霊宝館(血曼荼羅)現福寺住職・宗会議員 宮崎 龍祥先生 平成25年(2013年)
四国28番札所 大日寺住職 川崎一洸 博士
平成24年(2012年)
㈱ナカムラ 中村 佳弘 社長
平成28年(2016年)
京都・教王護国寺(東寺)平成11年(1999年)
森 泰長 執事長・仏画展示(食堂・東寺境内)
京都・教王護国寺(東寺)常設展示 食堂/弘法大師請來本系 両部曼荼羅 平成24年(2012年)より
監修 頼富 本宏 博士(故人)
香川県 四国88カ所本部 善通寺 お砂踏御本尊納入
平成17年(2005年)
徳島県 四国大学 真鍋俊照博士 作品展示会
平成17年(2005年)
岡山県倉敷市 (株)中原三法堂本社 講演
平成20年(2008年)
東京都 真言宗 智山派 管長 阿部龍文 猊下(故人) 自坊 満願寺
金剛界八十一尊曼荼羅 納入 平成21年(2009年)
京都市 勧修寺 筑波常遍門跡 猊下
釈迦説法図 刺繍本尊 千手千眼観音像 納入 平成23年(2011年)
中国蘇州国立博物館
文物保護技術顧問 就任 平成18年(2016年)5月より
神戸 浄徳寺 宇賀芳樹先生
国立 蘇州博物館 大進美術制作仏画・掛軸展示会
平成28年(2016年)
苏州博物馆-小林清孝日式裱装修复工作室を構え、日本と中国を拠点に仏画の魅力と修復の技術を伝えております。
中国蘇州 工房 「遍照」(自社工房)
仏教美術、または仏教芸術と言う言葉は明治時代以降に発生した新語である。現在われわれは仏像や仏画を芸術作品として鑑賞し、その美を検討することに余念がないが、それが製作された当初は等しく信仰の対象物として造立されたものばかりであって、礼拝こそすれ、芸術作品として取り扱ったものは一つもないことを忘れてはならない。
しかし長年月の間に無限の信仰を勝ち得た礼拝の本尊は多くの場合芸術的に見て素晴らしい作品であることが非常に多いものである。
宗教的信仰の対象物として真に価値ある本尊はそれがそのまま芸術作品としてもまた大きな価値を示す場合があることを知らなければならない。
わが国の古来からの寺院建築は原則として木造であるから、天災や人災で絶えず焼失倒壊等の危険にさらされ、憂き目を見て来たが、それにもかかわらず芸術的に優れた本尊が多く百難を排して救い出されているものである。
そのために本堂は新しい建築であるけれども、本尊は千古の名作であると言う場合が到る所に数多く見出される所以である。
大衆の眼力は常に厳正であって、多くある仏像のうち災害の場合に最も芸術的優秀作を救い出す事に懸命であった。その実例は枚挙にいとまがないほどある。
言葉を換えて言えば宗教的信仰の真の価値観ある本尊はそのまま芸術的作品としてもまた大きな価値を示すものであり、私等が仏像・仏画を仏教美術作品として取り扱う所以もここに存在するのである。
遠く、吾々の祖先が残してくれた、素晴らしい遺産を、若い人達にもよく知って頂き、これの重要なる価値を改めて十分に認識し、中外に誇りを持つと同時に永久保存を念願して、あらゆる機会を得て無事に後世に譲り伝えることに努力するべきではあるまいか。
特に若い人々に至っては、祖国の文化財は猫に小判の有様である。
さらに現代芸術が、極端に在来の諸芸術を否定して、新しい造形構成を行ない、新芸術の創作に余念がないために若い人々はこれに共鳴して、日本の世界に誇るべき古文化財を無視する傾向があるよう思われて誠に遺憾に堪えない。
わが国の仏教美術は、いずれも信仰の対象物であって、芸術作品として製作されたものは一点もない。
そのために江戸時代までは、仏教美術の美的価値や売買価値などを論じたものは一つもなく、ただ礼拝の本尊として保護してきた。
上記論文は、私(小林清孝)が若き頃に読んだ(当時18歳)望月信成先生の論文内容であります。
当時の望月先生は藤田美術館館長で大阪阿倍野区に住んでおられました。
昭和48年6月15日発行の「日本仏教美術秘宝」限定1000部の仏教美術書で、定価15000円でありました。
僧籍にあった望月信成先生は、仏教美術を中心とした著書も多く様々な役職をこなし大阪の文化の発典に尽くされた人でした。
当時私は将来の展望を思い描き模索する日々でありました。
仏画に興味を持ち、論文に感銘を受け感動・感激致しました。その時のことは今でも脳裏にはっきりと刻まれています。
早いものであれから48年の歳月が流れ、最近は「どの様な仏画を後世に残すべきか」という事を真剣に考えることが多くなりました。仏教美術本来の重要性と美しさを認識してほしいと念願しています。
当社大進美術株式会社は、創業者小林清孝が創業より45年に渡り「信仰の対象物である仏画・仏画掛軸を伝承普及する」という事業目的を掲げ、密教図像学を研究し仏画を描き、表装をして、あるいは修復をして、全て自社一貫作業を貫き、日々研究を重ね一筋道に歩んで参りました。
仏画制作に於いては公私に渡り密教学者の、田村隆照先生(故人)・頼富本宏先生(故人)・真鍋俊照先生・川崎一洸先生に多くのご指導を賜りました。
現在までに数百種類の仏画を描き、表装を致し、寺院に納入してまいりましたが、現在私も還暦を過ぎ、早66歳になりました。4年前には大病「脳動脈瘤」を煩い脳手術の為に一月程度の入院もありました。現在も2箇所の動脈瘤を抱えておるのが現状です。
また(平成31年5月1日)より令和と元号も変わり新しい時代が始まっております。近年描きました様々な仏画の中より厳選しまして、自信をもってお勧めしたい仏画を紹介致します。
特に全国の密教寺院のご住職様方に「後世に残すべき仏画」伝承していただきたい作品です。是非お問い合わせください。